5月16日、第74回くるめ相談ネット(相談分科会)を開催しました。出席者は40名で、久留米市子ども未来部幼児教育研究所・診療所医師の家村明子先生に「発達障害の子ども達を地域でみること」と題して講演をしていただきました。
第74回くるめ相談ネット(相談分科会)では、久留米市子ども未来部幼児教育研究所・診療所医師の家村明子先生に、「発達障害の子ども達を地域でみること」と題して、医療機関で診察することの意義、「社会」の中でみる発達障害、大切な母と子の絆の問題について講演していただきました。発達障害の子ども達をみること、他職種との連携とは、子どもを社会(地域)に繋ぐことであり、そのためには、子どもがみんなと仲間になるための支援が必要であること。共通言語である診断をもとに、優先順位の高い支援から繋ぎ、子ども自身、そして保護者に寄り添うことが大切であること。そのために、それぞれの職種・連携機関の間での情報共有が不可欠であることがわかりました。
グループワークでは、「学校や医療機関で連携する際に工夫していること」について意見交換を行い、グループごとに発表しました。学校との連携では、学校の先生が参加しやすい時間を設定した上で、学校で担当者会議を開くこと、前もって学校での様子や家での様子などそれぞれから話を聞く時間を作るなどの工夫をして、関係性を作っていくことを大事にしている等の意見が出ました。また、医療機関との連携では、SSWを通して連絡する、病院に同行して関係性を作った上で担当者会議を行う、レジュメなどをあらかじめ作り話し合う内容をまとめておく等の意見が出ました。それぞれの工夫を聞くことで新しい気付きになりました。
●第74回くるめ相談ネット(相談分科会)
日 時:2019年5月16日(木)10:00~
場 所:久留米市総合福祉会館 2階 集会室
担 当:西部障害者基幹相談支援センター
内 容:
1.「発達障害の子ども達を地域でみること」
久留米市子ども未来部 幼児教育研究所・診療所医師 家村明子先生
2.グループワーク
3.連絡事項
※地域生活支援協議会の相談支援分科会(くるめ相談ネット)については こちらをご覧ください →