R06.11.15 おとな分科会 A型勉強会

分科会の開催に加えて、年に数回A型勉強会を開催しています。当初は基幹相談支援センターと分科会に所属していたA型事業所が一緒になって開催していましたが、令和5年度からはA型事業所5事業所が自主的に事務局を担い、運営を行っています。

事業所からの実践報告、代表者シンポジウム、グループワークという3本立てで行いました。

事業所からの実践報告

今回は就労継続支援A型ファステラウンの方から、事業所の報告と、「就労支援の視点について考えてみましょう」というテーマで話していただきました。

ファステラウンというネーミングの意味から、今までの歴史、どんな苦労があってここまで来たのか、その苦労を経て今どういう思いでやってらっしゃるのか、などについて赤裸々に話をしていただきました。最初に色んなことにチャレンジしてやっていたけど上手くいかなかったときに、利用者さんとどうしたらいいかを話し合って、利用者さんがしたいことを聞いて実現していったというストーリーがとても印象に残りました。

シンポジウム

ファステラウン、まんまる、福笑い、TANOSHIKA FARM、ほう・れん・そうからそれぞれ代表者が登壇され、現状や想い、大切にしていることについて話していただきました。

こうやって事業所さんからの話を聞くことで、支援や経営方針の報告だけではなく、その根底の事業所の理念や職員の思いなど中身の深いところまで会場と情報共有ができました。

グループワーク

グループワークでは14事業所から総勢40名ほどの参加でした。

各事業所が大切にしている理念や方針、研修など新規職員に伝えていく手段について、付箋で模造紙に貼りながら、お互いの状況を話し合っていきました。

皆さん顔の見える関係ができてきており、活発に話し合いがなされていました。それぞれ大切にしている理念や方針は異なり、それを共有することでお互いの事をさらに知ることができ、他事業所の考えやアイデアを聞くことで自事業所の支援に活かせることにも繋がります。中には経営状況やスタッフの確保に悩まれている事業所もあり、そういう普段言えない困りごとを吐き出したときに、グループワークの中で励ましあったり共感しあったりしながら受け止められる関係性がうまれていました。この場が一つの居場所になっているのだなということとA型事業所同士の繋がりが強くなってきているなと感じました。

今後も継続していきたいと思います。

※写真は11月15日のA型勉強会の様子です。

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