2025.1.23重心分科会
R06.12.20 重心分科会 活動報告
今回の重心分科会では、当事者のお二人を招き遠隔操作ロボット「OriHime」を使った就労体験を通して感じたこと、学生時代に苦労したことや、進学に向けての期待・不安などについてお話いただきました。
【OriHimeでの就労について】
お二人が就労されている遠隔操作ロボット「OriHime(オリヒメ)」は道案内等をしてくれるロボットで現在、福岡市内の駅と水族館に設置されております。ロボットの操作は、数人が一組となり遠隔で音声案内・地図表示などを役割分担し、利用者に道案内をするというものです。
Sさん:「私は声が出しにくいのでタブレットで地図表示を担当しています。自宅にいながらタブレット操作でできる仕事があることを知ることができてよかったです。」
Kさん:「私は音声案内や地図表示を担当しています。OriHimeの存在を知れて就労に繋がる可能性を感じました。将来はOriHimeを活用した仕事ができないかという想いがあります。」という意見がありました。
【学生時代に苦労したことについて】
Sさん:「修学旅行のときの介護を誰にしてもらうのか、大学受験の方法、大学内での介護を誰にしてもらうのかなどで苦労がありました。」
kさん:進学について「学校のサポートの違いで、自由に学校を選べない現状があります。」とお話しされていました。
その他、学校でのヘルパー導入の難しさを始めとする制度上の問題等などについて参加者で活発な意見交換も行いました。
今回の分科会では、当事者の方の不安や苦労を他の参加者と共有して一緒に考えると共に、新たな就労の可能性を感じることができとても有意義な時間を過ごすことができました!