2017.6.8研修

5月31日、講演会・パネルディスカッション「共生社会って何だろう~住民主体の持続可能な久留米のまちづくりのために~」を開催しました。定員の100名を上回る140名が参加。久留米市の地域づくりを考える機会となりました。


●講演会・パネルディスカッション

「共生社会って何だろう~住民主体の持続可能な久留米のまちづくりのために~」

日時:平成29年5月31日(水)13時~
会場:久留米市役所 くるみホール
登壇者:
厚生労働省 政策企画官    野﨑 伸一様
慶應義塾大学大学院教授    堀田 聰子様
滋賀地方自治研究センター理事 北川 憲司様
フロンティア代表       古川 克介様
メリコア代表         中村 路子様


日本は人口減少期に入り2015年の国税調査では1億2710万人と調査開始以来、初めて減少しました。

今後100年間で100年前の水準まで減少すると予想されており「類を見ない急激な減少」と指摘され、労働力不足や経済規模の縮小、社会保障負担増等様々なところに影響が予想されます。

実際に、今でも核家族や単身世帯増加で、介護や子育て支援の課題が深刻になっています。発達障害や認知症、ひきこもりや精神疾患、癌や難病と、ほとんどの人が身近な問題、「我が事」になっています。

そんな中、国としては昨年7月「我が事・まるごと」共生社会実現本部をたちあげました。

本研修では、始めに、その事務局長である厚生労働省・政策企画官の野﨑伸一様より「地域共生社会」を打ち出した背景と課題、これからの方向性を説明していただきました。

政策の大きな柱の一つに「地域づくり」があります。そのイメージを共有していただくために、滋賀自治研究センター北川憲司様より、フード、エネルギー、ケアの自給圏を目指した仕組みづくりの実際例の講演をいただいています。

次に、久留米市において実践をしてこられたフロンティア代表の古川克介様と、メリコア代表の中村路子様より自分たちの活動を紹介していただきました。

その後、慶應義塾大学大学院教授の堀田聰子先生によるコーディネートのもと5人のトークセッションを行いました。

参加者は140名。3時間と長時間ではありましたが、途中退席される方もなく、皆様熱心に聞かれ、改めて久留米市の地域づくりを考える機会を持つことができました。


開会挨拶 久留米市健康福祉部 鵜木賢部長


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