2016.12.29研修

11月24日・25日、12月6日・9日、平成28年度福岡県強度行動障害支援者養成研修を開講しました。障害福祉サービス等に従事しており、行動障害のある人の支援に携わっている方々が大勢参加。基礎研修や実践研修をじっくり学び、大好評を得ることができました。来年度も本研修を久留米市で開催したいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。

平成28年11月24日・25日、12月6日・9日、久留米市内において福岡県強度行動障害支援者養成研修を開講しました。

強度行動障害とは、自傷、他害行為など危険を伴う行動を頻回に示すことなどにより、日常生活に困難が生じている状況を指します。本研修は、障害福祉サービス等に従事しており、行動障害のある人の支援に携わっている、あるいは携わる可能性のある方が対象となります。

今年度は佐賀県にある「社会福祉法人はる」の理事長福島龍三郎氏をはじめ、医療、生活介護事業所、放課後等デイ、居宅介護事業所など久留米市内外で実際に行動障害のある方々の支援に携わっておられる関係者を講師としてお招きしました。

11月24日・25日は、社会福祉法人ゆうかり学園ゆうかり医療療育センターにて基礎研修が開講され、66名の参加がありました。基礎研修では、行動障害のある方の困り感を実際に感じていただいた上で、アセスメントの基本的な考え方や、チームアプローチ、医療と福祉の連携、虐待の防止と福祉制度、児童期及び成人期における支援の実際(事例紹介)、援助者のストレスケアなど幅広い内容のカリキュラムとなりました。



また、12月6日は、社会福祉法人ゆうかり学園ゆうかり医療療育センターにて、12月9日は久留米市教育センターにて実践研修が開講されました。こちらも60名と多くの方に参加いただきました。

実践研修では、基礎研修で学んだ氷山モデルをベースに、強度行動障害を未然に防ぐ予防モデルの学習や行動障害を起こしてしまった方に対応する行動障害対応モデルについての講義の後、ご家族の気持ち、生活介護・グループホーム・行動援護の実際についての報告がなされました。

参加された皆さんからは、

「演習を挟みながらの実践研修でしたので、とても分かりやすかった」

「グループワークで、それぞれの取り組みや対応を話し合うことができ、情報交換できたことが良かった」

「日々なんとなくの感覚で対応していた支援を、文字にして一面に見えるようにすることで、支援者側の目、利用者本人の目線がよりはっきり分かるようになり、より良い支援につながっていくように感じました」

などのご意見をいただき、大変好評を得ることができました。

来年度も本研修を久留米市で開催したいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。

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