2016.10.1研修

8月18日、第42回くるめ相談ネット(相談支援事業所連絡会)を開催しました。平成27年4月に生活困窮者自立支援法が施行されたことに伴い、6月に設置された「久留米市生活自立支援センター」の皆さんと意見交流を行いました。

第42回くるめ相談ネットは、西部障害者基幹相談支援センター担当で進行し、出席者は37名でした。

当日は、「久留米市生活自立支援センター」より2名の方においでいただきました。

平成27年4月に生活困窮者自立支援法が施行されたことに伴い、久留米市は「グリーンコープ生活協同組合ふくおか」に運営を委託し、同年6月に「久留米市生活自立支援センター」が設置されました。今後、当センターとの連携を図るために、まずは知る事から始めたいと思い、自立支援を進めてこられた歴史や支援内容等をお聞きし、意見交流を行いました。

その後、グループ討議を実施し、それぞれの課題を出し合い意見交流を行いました。


●第42回くるめ相談ネット(相談支援事業所連絡会)
日 時:2016年8月18日(木)
場 所:久留米市役所305会議室
出席者:37名
担 当:西部障害者基幹相談支援センター
議 題
・久留米市生活自立支援センターについて
・グループ討議
・質疑応答
・その他連絡事項


●主な内容(抜粋)

1.久留米市生活自立支援センターについて

① グリーンコープ生活協同組合ふくおか 生活再生事業推進会 宮﨑正義氏によるお話

・生活再生事業から生活困窮者自立支援事業につながった。
・借金の問題だけ解決しても問題解決にならない。家計には生活の背景が全て見える。
・平成27年度にスタートし、平成28年度は必須事業と任意事業も全て展開している。

② 久留米市生活自立支援センター就労支援員 阪本信介氏によるお話

・セーフティーネットに引っ掛からない人が出てきた→第2セーフティーネットとして生活保護には非該当。
・学習支援事業はこれまで生活保護世帯の子どもを対象にしていたものを移行した。
・相談者は年齢層が幅広く、10代~90代。40代が多い。男性50代の働き盛りも多く、女性は70代の無年金者。障害のあるなしかかわらず、市民と行政窓口の橋渡し的存在。
・食糧支援はグリーンコープの自主事業。

2.久留米市生活自立支援センターへの質疑応答

―相談する時の予約の取り方は?支援員が支援同行をした方がいいか?

相談ブースが3つなので、できるだけ予約を取ってほしい。ブースが埋まっていなければ受ける。初回の時間は1件で90分と考えている。事前に情報提供してもらった方が良い。

―窓口まで相談に行けない場合には出張相談等の対応はできるか?

できるだけ2名体制で訪問して出張している。

―生活困窮者自立支援事業の対象者は?生活保護の受給者は対象か?

法律では対象者は経済的に困窮する恐れがある方、誰でも相談できる。対象者については絞らない。特に久留米市はそのスタンス。生活保護の受給となると支援は終了。しかし、久留米市では相談に来られるのは拒まない。但し、生活保護者の新規相談はできない。食べる物が無いという場合には食糧支援をしたケースがあった。
この法律は誰でもいい。困窮する方、困窮する恐れのある方。困ったら「何でも」というのがこの窓口。複合的な問題を包括しているので総合窓口。例えばペットの相談をしたいという一つの相談だったとしても、そこに包括的な問題をはらんでいる。

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