7月25日、久留米市障害者基幹相談支援センター研修会を開催しました。今回は、ゆうかり学園理事長 日野博愛氏を講師に「どうなるの!?障害者総合支援法三年後の見直し」についての研修会でした。
開会の様子
久留米市 健康福祉部長の挨拶
●講演について
講演では、障害者総合支援法制定に至るまでの経緯について、これまでの障害者権利条約、障害者自立支援法を踏まえ丁寧な講義が行われました。また、社会保障審議会・障害者部会でこれまで議論されていた内容、現在議論されている内容について、多くの資料を基にお話を聴くことができました。午後からの研修会でしたが、多くの方の参加がありました。
日野理事長の講演
●会場からの質問
講演後に質問、意見交換が行われました。会場からは、見直しの中ではサービスの報酬体系の見直しが行われるのか、障害者の高齢化の問題、児童に関するサービスの見直しが行われるかなど、多数の質問や意見交換が行われていました。
●アンケートについて
研修後、ご参加の皆様にアンケートをとらせていただきました。いくつかご紹介します。
1.講演を聞かれて、参考になりましたか?
・国の動向が分かり良かった。
・今後どのように法がかわっていくのか、ニーズにそってどの様に変わっていくのかを知ることができた。
・3年後に向けてどういったサービスを提供すれば良いか、またどういった準備をしていけば良いのか考えさせられた。
・全体的に障害者総合支援法の見直しについて参考になった。
・どう動いていくのかは理解できたが、何が必要なのか、どうしていくべきなのかが分からなかった。
・講演の内容の幅が広すぎた。
2.講演の内容について今後、より具体的に聞いてみたいことはありますか?
・移動支援・就労支援・自立生活援助・発達障害児者に対する課題や対策について。
・追加の話や今後の決定事項等の話し合ったことについて。
・久留米市における「見直し」の方針。
・障害支援区分の今後について(当てはまらない重度障害児について)。
・障害者の65才問題。
3.基幹相談支援センターに、今後どのような研修会を開催してもらいたいですか?
・高齢と障害の連携、障害児と医療の連携について。
・自立生活援助を行って訪問しているヘルパーのスキルアップになるような研修会。
・発達障害者の支援と今後の課題。
・虐待研修と権利擁護。
・障害、高齢者介護のワクを外した福祉としての研修。
・幼児から児童、児童から成人、高齢者への支援をそれぞれの段階で知りたい。
貴重なご意見、ありがとうごうございました。
研修にご参加いただいた皆様には、会場の配慮やスクリーン等の設置についても、ご指摘をいただいております。
アンケートやご意見を元に、今後も、障害者基幹相談支援センターではこのような研修を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。